ホーム » vol.7: 請西小学校|小林 雅子
出前ワークショップ
みんなの街を作ろう!
自分だけの本を作ろう!
二日間に渡り、段階的にアートを学び、家にある、もう読まなくなった本、絵 本、漫画を使って、アート作品を作ります。
開催日:9月15日(木)、20日(火)
場所:請西小学校
アーティスト:小林 雅子
対象:請西小学校6年生
ARTWEEK展示場所:紅雲堂書店
【9月15日 みんなの街を作ろう】
開いた状態の図鑑に、それぞれに配布した画用紙に描いた絵(人・家・魚・動 物など)を立体的に貼り付けて、クラスのみんなで一つの作品を仕上げます。 既製品に少し手を加えることでも美術作品が作れることを学習します。
【9月22日 自分だけの本を作ろう】
1 日目にやったことを踏まえて、自分の家にある、もう読まなくなった本、絵 本、漫画などを一冊持ってきてもらい、その本に絵を足したり、色を塗ったり、 台詞を書き足したり、色紙を貼ってみたりして、それぞれが世界に一つだけの本、 自分だけの作品を作ります。
ワークショップレポート
9月15日(木)、22日(木)に、請西小学校の6年生の2クラスが、木更津みなとぐちアートプロジェクト2022の出前ワークショップに取り組んでくれました。今回担当するアーティストは、小林雅子先生です。
まずは全員が体育館に集まり、プロジェクトの説明と、小林先生からの最初の説明を受けます。一冊の本の見開き2ページを使って、クラス全員で絵を描いたり貼ったりして、世界に一つだけの本を作ります、という説明に、まだピンとこない様子の児童たち。その後教室に移動し、材料を受け取って詳しい説明を受けた後、制作スタートです。本物の本に自分たちが作った作品を直接貼り付けていく、という説明に、驚きの声も上がりました。
小林先生は、それぞれのクラスに同じ図鑑を使ってもらいましたが、どのページを使うかはクラスごとの自由です。はじめは小さな作品が、やがてどんどん大きな絵や立体の作品が、図鑑の上に新しい世界を作っていきます。最初は貼り方をサポーターに聞いていた児童たちも、すぐに児童同士で協力して作り上げていくようになり、途中からはサポーターが本に近づけないほどの盛り上がりでした。
終わりに、小林先生からの次回のワークショップの説明がありました。次は、一人一冊の自分だけの作品を作ります。
一週間後の22日も、同じ6年生の2クラスが、小林先生のワークショップに取り組みました。今回は、保護者の方も、サポートだけではなく児童と一緒に作品作りに挑戦してくれました。先週の小林先生からの宿題通り、一人一冊の本を持ってきて、それを自由に使って作品を作ります。絵本や小説、雑誌、図鑑など、それぞれに違う本で、世界に一つだけの自分の本を作ります。前回のワークショップでコツを得た児童たちは、色鉛筆やハサミなどを駆使して、様々なアイディアを出しながら真剣な様子で取り組んでいました。今回は、木更津市観光協会会長の野口様、木更津市文化協会会長の井野様、木更津市美術協会会長の保立様にも見学にいらして、児童たちの作る「自分だけの本」に見入っていました。
最後に体育館に集合して先生の話を聞き、全員で集合写真を撮って終了しました。
今回の作品は、紅雲堂書店の店内で展示されます。児童たちの個性のあふれる、世界でひとつだけの本をぜひ見にいらしてください。