出前ワークショップ
あたらしい世界・未来の作り方

開催日:10月12日(水)、11月4日(金)、8日(火)、9日(水)
場所:波岡中学校
アーティスト:永津 守
対象:木更津第一波岡中学校 2年生4クラス
ARTWEEK展示場所:木更津市中央公民館多目的ホール

新しい世界を発見するにはまず、問題・分からないこと・不可能に思えることを発見し、考えてみるという方法を提示し、特に空間の不思議さを体験するために紙を使った思考実験を実施して問題の発見ということの具体的な体験してもらい作家自身がどんな新しい世界を発見してそれを展開させていったかを解説しました。
ワークショップでスタイロホームを使った彫刻作品を制作。テーマは「私がワクワクするもの、素敵だなと感じるもの」で、その技法や用意するものに関しては見本を示しながら説明しました。

木更津ミナート永津守

ワークショップレポート

波岡中学校では、合計4日間にわたって彫刻家の永津守先生の出前ワークショップが開催されました。今回参加してくれたのは、2年生の4クラスです。10月12日(水)に体育館で全員が集まってのガイダンスが、11月4日(金)、8日(火)、9日(水)には一クラスずつの作品制作が行われました 。

ガイダンスでは、紙でメビウスの輪を自分で作ってみることから始まり、ではメビウスの輪を真ん中で切り分けていくとどうなるのか?1回ひねる場合と、2回ひねる場合では?と、空間とかたちの様々な性質を実験しました。また、体育館に展示した永津先生の彫刻作品を実際に見ながら解説し、永津先生のこれまでの活躍のスライド紹介もありました。 

最後に生徒にワークシートが配られ、自分の制作する彫刻の立面図や平面図を書いてくる宿題がだされました。 

11月4日からは、いよいよ制作の開始です。制作に使うのは、住宅用の断熱材として使われるスタイロフォームという発泡スチロールです。永津先生の説明を聞きながら、立面図を描きうつす生徒、さっそくノコギリやカッターで制作を開始する生徒、立面図を何度も書き直す生徒と、教室内でそれぞれが作業を開始しました。一人一人のプランに合わせて永津先生が個別に指導するため、永津先生の前には長い行列が。時折、クラス全員に注意点や作業のコツなどを伝えていましたが、どのクラスも一時間があっという間でした。 

2日目以降は、いよいよ作品が平面図から立体へと変わっていく作業が進められ、立体作品を作る面白さを生徒たちが実感を持って体験していく様子が伝わってきました。最終日の3日目を終えても、まだまだ作業を進めたいという生徒が多かったため、予備の時間を使い作業を進め、さらに翌日以降にもテスト前の自習時間を作業にあてて完成を目指しました。また、自宅に持ち帰って作業を進める生徒も多くいました。 

波岡中学校の生徒たちの作品は、駅前の木更津市中央公民館多目的ホールで永津先生の作品と共に展示されます。タイトルと作者名を記入したキャプションも、一人一枚用意しました。永津先生と生徒たちの彫刻展へ、ぜひ足をお運びください。