出前ワークショップ
小さな貝塚を作ろう!
石と木更津産アサリの貝殻を使った〝小さな貝塚〟を作ります。

開催日:9 月14 日(水)、21(水)
場所:南清小学校
アーティスト:荒木 美由
対象:南清小学校4年生
ARTWEEK展示場所:旧木更津市保健相談センター

作品に使用する石と貝殻や貝、木更津のアサリについて学びながら、新木更津市漁業協同組合から提供していただいたアサリの貝殻でアート作品の共創に挑みます。

木更津ミナートWS荒木美由
木更津ミナート

ワークショップレポート

9月14日(水)と21(水)の2日間、南清小学校で荒木美由先生の木更津みなとぐちアートプロジェクト2022の出前ワークショップが開催されました。1日目は4年2組が、2日目は4年1組が参加してくれました。1日目は保護者のサポーター2名の方も参加してくださいました。
荒木先生のワークショップのテーマは、「ちいさな貝塚をつくろう」。事前に先生が貝塚についての授業をしてくださいましたが、荒木先生からも、貝殻や貝が積み重なってできた石と、木更津のアサリについての説明を、更に詳しく説明してもらいました。
説明のあとは、自分の石をひとつと、アサリの貝殻をひとつ以上選びます。石は、荒木先生が作品を作る際に生まれる破片で、同じ形のものはひとつもありません。また、よく見ると化石が含まれているものも多いそうです。アサリもまた、同じ模様のものはひとつとしてなく、児童それぞれが自分だけの石とアサリを選びました。
荒木先生の掛け声で、石磨きがスタートです。粗さの違う4つの紙やすりで順番に、途中からは水をつけながら、制限時間いっぱいに磨きます。ざらざらとしていた石が、少しずつつるつるとした輝きを見せていく様子に、児童たちも夢中になって磨きました。
磨き終わった後は、好きな場所にアサリ貝殻を付けていきます。瞬間接着剤を使ってのアサリの接着は、サポーターの出番です。できあがると、全員が感想を発表して、1日目のワークショップは終了しました。

2日目の4年1組のワークショップでは、渡辺木更津市長、田中副市長、秋元教育部長、そして新木更津市漁業協同組合副組合長の鈴木様も、参加されました。新木更津市漁業協同組合からは、今回の荒木先生のワークショップや、展示会場の作品に使われるアサリの貝殻を提供していただきました。児童たちはいつもと少し違う雰囲気の中、緊張しながらも一緒に作品制作を楽しみました。

今回完成した全員の小さな貝塚は、旧保健健康センターで、荒木先生の作品と共にインスタレーション作品として11/17~12/4の期間に展示されます。貝塚のように積み重なった歴史と、子供たちの今と未来が合わさってできた作品を、ぜひ見に来てください。