出前ワークショップ
旗をつくろう!
– 街の元気と未来をつなぐ旗 – 

開催日:6月22日(水)
場所:鎌足小学校
アーティスト:加藤 修 
対象:鎌足小学校3・4年生
ARTWEEK展示場所:富士見通りアーケード

街の活性向上を期待し、駅前から始まる商店街アーケードの約200mに幟旗を設置します。幟旗の上半分には自然に恵まれた木更津市のイメージカラーとしてターコイズブルーを配置し、下半分は小学生の一人ひとりが作成した作品を取り付けます。

小学生たちが作成する作品は、彼らが学校生活で生き生き活動している姿を再現して布上に横たわり、そのポーズを写し取って自由に着彩するものです。

小学生たちのシルエットを直接用いた作品は木更津の海風にはためき、街作りに主体的に関わった実感を彼らの視覚に強く残すとともに、そのポーズからは、この街で生活するすべての住民が必ず体験したことのある思い出と重なり、この街で得た これまでの記憶と向き合います。

ワークショップレポート

6月22日、鎌足小学校で木更津みなとぐちアートプロジェクト2022の出前ワークショップを開催しました。第1回の真舟小学校に続き、第2回は鎌足小学校の3年生と4年生が参加してくれました。
第2回でお招きしたのは、千葉大学教育学部教授でアーティストでもある加藤修先生。「旗をつくろう~街の元気と未来をつなぐ旗~」というテーマで、子どもたちと作品制作に取り組みました。また、この日は千葉大学の学生の方5名もお手伝いに駆けつけてくれました。

まずは真っ白な布の上に、好きなポーズで横たわり、ペアになったお友達とチョークでシルエットを写し取るところからスタートです。上手に描きとるコツなどを加藤先生や学生の方から教わりますが、いざやってみると、うまくかけなかったりくすぐったかったり、あちこちからいろいろな声が聞こえてきました。全員分のシルエットが完成すると、次はペンキで自由に色を塗っていきます。大小さまざまな刷毛で、最初は恐る恐る布に色を塗っていた子どもたちも、色を混ぜてみたり、たらしてみたり、手や足を使って塗り始めたり、ポーズも色もまさに十人十色の作品が完成しました。
制作後は、みんなの作品を並べて、感想やイメージを発表しました。時間が迫る中、たくさんの子どもたちが手を挙げて発表してくれました。

今回制作した旗は、鎌足小保護者の有志の方々のご協力により、上部分にアーティストが感じる木更津の色のターコイズブルーの旗を縫い付けて完成させ、木更津駅西口の商店街のアーケードに、約200mにも渡って展示され、街をにぎわせてくれる予定です。展示期間は11月17日~12月4日を予定しています。ぜひ、子どもたちの色鮮やかなシルエットが海風にはためく様子を見に来てください

開催日:9月21日(水)
場所:鎌足小学校
アーティスト:加藤 修 
対象:鎌足小学校5・6年生
ARTWEK展示場所:富士見通りアーケード

ワークショップレポート

9/21(水)、鎌足小学校で加藤修先生の二度目のワークショップが開かれました。テーマや内容は前回と同じ、ひとりひとりの旗を作るワークショップです。
今回参加してくれたのは、鎌足小の5年生と6年生。今回も、千葉大学の8名の学生の方がサポーターとしてかけつけてくれました。前回同様、きさらづみなとぐちアートプロジェクトの説明の後、加藤先生の説明や、学生方の詳しい作り方、国旗当てクイズからスタートします。
今回は高学年なので、前回より少しだけ詳しく、旗づくりの意味についてお話をしました。「今日はお手伝いではなく、皆が主役です」という加藤先生の言葉や、学生の方々の国旗当てクイズでの「国旗に使われている色は、同じ色でも込められている意味がそれぞれの国で違います。みんなも色にどんな思いを込めたいかを考えて」という説明に、生徒たちもますます真剣なまなざしで説明を聞いていました。
白い旗の上に、ペアを組み交代で自分の姿を写し取り、絵具で塗っていきます。絵具を混ぜ合わせて新しい色を作ったり、スパッタリングやにじみ絵を試したり、丁寧に色を塗っていったりと、上級生らしく様々な技法を駆使して作り上げました。今回はシルエットの外側、内側を塗るか、両側を塗るかは生徒たちに任されました。自分の姿を写し取った、世界に一つだけの旗が完成しました。最後に記念撮影をして終了しました。
今回制作した旗も、3,4年生の旗と同じく、上部にターコイズブルーの布を縫い付けて、木更津西口の商店街のアーケードに展示されます。展示期間は11/17~12/4です。色も形もすべて違う、鎌足小学校の生徒たちの思いの込められた旗を、ぜひ見に来てください